びびったってしょうがない
ゲームはもう始まった
今度は俺の番だから
知らん振りはできないよ
俺たちはとても似ていたよ
二人とも自由が好きだった
その裏にいつもつきまとう
請求書もワリカンにしてた
ルーレットが回るように
毎日が過ぎてゆくんだ
何にどれだけ賭けようか
友だち、今がその時だ
一晩中地獄の炎に
焼かれるお前を夢見てた
つらくて張り裂けそうな
お前の痛みを夢見てた
だけど何ができるんだろう
お前を救い出すことなど
とてもできるわけがないよ
嘘をつきたくはなかった
ルーレットが回るように
毎日が過ぎてゆくんだ
何にどれだけ賭けようか
友だち、今がその時だ
陽炎がゆれる十字路で
記念写真を撮っただろう
白っぽい街がひび割れて
遠くを見てた二人とも
もう少しお互いのことを
利用できるほどタフだったら
俺たちが離れる理由は
何一つなかったんだろう
ルーレットが回るように
毎日が過ぎてゆくんだ
何にどれだけ賭けようか
友だち、今がその時だ
移動中の列車の中で
お前の泣き声を聞いた
ひなびた寒い街かどで
お前の笑顔を思い出す。
カテゴリー:カインドの日々
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